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安井金比羅宮とは
安井金比羅宮は御利益が縁切りと縁結びで有名なパワースポットです。縁切り神社、金毘羅さん、こんぴらさんと呼ばれております。「悪縁を縁切り、良縁を結ぶ」神社として全国から参拝者が訪れ、最近では海外からの観光客も多いです。

「縁切り」とは
縁切りは嫌なことを断ち切れるように祈願することです。安井金比羅神社の「縁切り」は嫌なことを断ち切ることに限らず、良縁をご祈願することで成就させることもできます。また、縁切る対象は悪縁の人間関係に限らず、病気やタバコ、お酒、貧困など、すべての悪縁です。そのような悪縁と良縁を絵馬か御札に載せて祈願することが安井金比羅神社の「縁切り」です。

「安井金比羅宮と縁切り」の由緒
安井金比羅宮の主祭神は崇徳天皇です。崇徳天皇は天保の乱により香川県に流されました。仏教の信仰が強かった崇徳天皇は、天保の乱で亡くなった人たちの供養を反省の証に。朝廷に京都へ戻してもらうことを願い出ましす。しかし、後鳥羽上皇が崇徳天皇の願いを退けました。崇徳天皇は願いが叶わなかったことに絶望し、人の世への一切の未練を断ち切り、現在もある金刀比羅宮の中にこもりまいた。崇徳天皇は建物にこもり、やせ細り、髪と爪を伸ばし放題のすがたとなり、「人ではない」姿になってしまいました。その姿は人の世への未練を断ってしまったともいえるでしょう。このことから、崇徳天皇を祀る神社は「何かへの未練を断ち、断ち物の祈願する場所」として人々に信仰されるようになりました。京都市東山区にある今の「安井金比羅宮」もその一つです。


絵馬に祈願を載せる由縁
日本人は昔から「霊は馬に乗って降臨する」という信仰をもっていました。そこで、神事時に馬を捧げる風習が生まれたといわれています。この風習が後に、馬が土できた馬に変わり、さらに木でできた馬にわかり、今の絵馬という形に変形しました。